校長講話がありました

2020年6月5日 10時25分

今朝は、全校放送による校長講話がありました。今回のテーマは、「聴く~耳と目、そして心で~」です。

初めに動物(犬・牛・にわとり)の声を聞き、なんの動物か当てるクイズをしました。各教室からは、答えを言う元気な声が響いてきました。続いて猫の鳴き声を聞き、どんな気持ちなのか予想しました。子どもたちは、注意深く鳴き声を聞き、猫の気持ちを考えていました。そこで、NHKの番組で「チコちゃん」が、「猫は本来、ニャーとかわいらしい声でなくのは、子猫の時だけで、親に甘えるときになく。でも、飼い猫は大人になっても人間に甘えることができるので、かまってほしい時やえさが欲しい時にかわいい声でなく。」ということを紹介し、初めのクイズの時と聞き方の違いを体感しました。

次に、「聞く」と「聴く」の違いについて、それぞれの学級で漢字カードや絵カードを見ながら説明を聞きました。

「聞く」・・・耳という漢字が入っていて、音や声などが自然に耳に入ってくることを表します。よそ見をしていても聞くことができます。 

「聴く」・・・耳の他に「目」と「心」、そして、足し算の+が入っていて、「耳」だけでなく「目」と「心」を使ってきくことです。「目」できくというのは、話をしている人に体を向けて目でしっかり見て、その人はこれからどんなことを言うのかなとその人の気持ちを考えながら聞くこと。「心」できくというのは、「へえ、そうなんだ」と心の中でうなずいたり、お話している人が「一番言いたいことは何かな」「自分に聞いてほしいと思っていることは何かな」など、相手のことを分かろうと心を寄せて聴くことです。

 「授業の時だけではなく、休み時間や放課後、お休みの日などでも話を聞く機会がたくさんありますが、相手がどんな気持ちなのか、表情や声の感じから気持ちを考えながら 「相手を分かろう」とする気持ち、つまり「心」で聞いてほしい。耳+目と心で「聴く」ことができる人は、人を大切にできる人です。お互いに相手の言っていることを目と耳と心で聴くことができたら、うれしいことを一緒に喜んだり、つらい・悲しい気持ちに気付いて一緒に解決したりすることができます。みんなが自分や友達の命を輝かせるために、また、関川小学校を楽しい学校にするために、今日から心の糸を張って、目と耳と心で聴きましょう。先生たちもみなさんの心の声を受け止めるようしっかり聴くことを約束します。」と話しました。